「頭の回転が速い」ということが言われますが、そもそも頭の回転が速いというのは、どういうことでしょう。
それは話の切り替えが速い、ということです。
話の切り替えが速いということは、話題の整理力、問題意識がしっかりしているということです。言いかえらば、問題整理能力があるということになります。
よって「頭の回転」を速くしたいのならば、これは左脳の分野になりますが、つねにテーマの中にひそむ問題の本質、根っこを考える習慣をつけることです。
つまり疑問を発する心を持つことです。何も考えない人に問題意識などあるはずもありませんが、人間はふつう、より効率的に物事を運ぼうと考えるものです。
疑問を発する意識を持っているかぎり、問題の本質が見えて来ます。
しかし、もっと大切なのはやはり右脳を生かすことです。
右脳を使った問題整理力を身に付けるには、話をつねに図に描いていく習慣をつけることです。
最初に話のテーマを、思いつくままにランダムにズラーッと書きならべていきます。
それをケイで囲み、線でつないで、"相関図"をつくります。
そしてあまり重要でないものを1つずつ消去していきます。そうすると雑物がつぎつぎと消えていって、問題の根っこが残ります。そこから解決策を考えるのです。
ほら、よくテレビの刑事ドラマの捜査会議などで、黒板に事件関係者の相関関係やアリバイ、遺留品などをズラーッと書くでしょう。
あれです。そうしてアリバイ、動機等を検証し、消去法によって犯人を浮かび上がらせるのです。
A,B,C……とデータを書きならべ、点と線で結び、図形にする。そしてどんどん整理していくことです。
次に、その作業を頭の中でできるようトレーニングします。
そのためには、この図形化作業をすばやくできるようにしなくてはなりません。
相手が話をしているうちに、どんどん図形化して、不要なものを消していきます。
右脳を開くと、この作業が一瞬のうちにできます。
頭の中に、物語の関係が図形で連続して見えるようになるのです。
図形で処理をすると、右脳は喜びます。イメージこそ右脳のテリトリーだからです。
この作業を欠かさずにしていると「あいつは頭の回転が速いヤツだ」と上司にホメられ、同僚からは一目置かれます。